これから醸造所となるこの物件。もとはこんにゃくの製造所でした。
ひょんなことから紹介され、この物件と知り合ったのは昨年の12月。
ただでさえバタバタする師走に、我が家は出産も目前に控え、また酒造免許申請に
あたってこの物件で要件をクリアーできるのかと、慌ただしく役所を
駆け回ったのを思い出します。
もろもろ確認し、もうここで行くしかない!と契約したのは暮れも差し迫った12月23日。
その後、年が明け、(予定日よりは2週間も遅れたものの)醇太も生まれ、
今度は酒造免許の申請書作りに大わらわ。
1月中はほぼ毎日各地の役所に通い詰め、
2月半ばにどうにか書類一式完成させて受理されたものの、
3月あたりは呼び出されて補足や修正、
4月になったら畑やらなんやら、
と、まあ見て見ぬフリ?で後回しにしてたのですが、契約から半年近く経った
(入居したのは2月からですが)今頃になってようやく、
醸造所内をきれいに磨き上げたりしております。
酵母を扱うブリュワリーは清潔さも最重要事項!
大物設備を入れたら手が届かなくなるところもあるので、今のうちに徹底洗浄。
しかし細かく掃除していると、色々とまたやるべきことが出てくるわけで、、
ここには防水塗料を塗っとこうとか、その前にこの小穴をモルタルで埋めないと、
などなど。
そんなことやってると、10年ほど前にオッパーラをオープンした時のことが
頭をよぎります
(僕の前の職場、江ノ島を正面に臨む風光明媚なレストランでありmelting pot)。
あの時も、壁を塗ったり、床の穴埋めたり、バーカウンター作ったり、、完全手作業。
しかも下手に店が広いから大変だった。。
ダーさんは店の中にテント張って住み込んでたような。
いま思えば、D.I.Yな流れはあの頃から続いてるのかも。
一つ違うのは、その後様々な出会いを通じてたくさんの人たちと知り合えたこと。
今回も醸造所開設にあたって、たくさんの仲間に思いっきりお世話になってます。
古くからの知り合いも、比較的最近の知り合いとも、またこれから知り合うであろう
人たちとも、交じり合ってなにがこの場所(B&B)から生まれるのか?
妄想は発酵しつつ止まりませんが、まずは免許を取って
とびきり美味いビールをつくって恩返し?
そしてD.I.Yというよりは、D.I.O(Do It Ourself)な精神で、たくさんの人を巻き込んで
いきたい処であります、はい。