2012年5月15日火曜日

D.I.Y? D.I.O?

これから醸造所となるこの物件。もとはこんにゃくの製造所でした。
ひょんなことから紹介され、この物件と知り合ったのは昨年の12月。
ただでさえバタバタする師走に、我が家は出産も目前に控え、また酒造免許申請に
あたってこの物件で要件をクリアーできるのかと、慌ただしく役所を
駆け回ったのを思い出します。
もろもろ確認し、もうここで行くしかない!と契約したのは暮れも差し迫った12月23日。
その後、年が明け、(予定日よりは2週間も遅れたものの)醇太も生まれ、
今度は酒造免許の申請書作りに大わらわ。
1月中はほぼ毎日各地の役所に通い詰め、
2月半ばにどうにか書類一式完成させて受理されたものの、
3月あたりは呼び出されて補足や修正、
4月になったら畑やらなんやら、

と、まあ見て見ぬフリ?で後回しにしてたのですが、契約から半年近く経った
(入居したのは2月からですが)今頃になってようやく、
醸造所内をきれいに磨き上げたりしております。
酵母を扱うブリュワリーは清潔さも最重要事項!

大物設備を入れたら手が届かなくなるところもあるので、今のうちに徹底洗浄。


しかし細かく掃除していると、色々とまたやるべきことが出てくるわけで、、
ここには防水塗料を塗っとこうとか、その前にこの小穴をモルタルで埋めないと、
などなど。

そんなことやってると、10年ほど前にオッパーラをオープンした時のことが
頭をよぎります
(僕の前の職場、江ノ島を正面に臨む風光明媚なレストランでありmelting pot)。
あの時も、壁を塗ったり、床の穴埋めたり、バーカウンター作ったり、、完全手作業。
しかも下手に店が広いから大変だった。。
ダーさんは店の中にテント張って住み込んでたような。

いま思えば、D.I.Yな流れはあの頃から続いてるのかも。
一つ違うのは、その後様々な出会いを通じてたくさんの人たちと知り合えたこと。
今回も醸造所開設にあたって、たくさんの仲間に思いっきりお世話になってます。

古くからの知り合いも、比較的最近の知り合いとも、またこれから知り合うであろう
人たちとも、交じり合ってなにがこの場所(B&B)から生まれるのか?
妄想は発酵しつつ止まりませんが、まずは免許を取って
とびきり美味いビールをつくって恩返し?


そしてD.I.Yというよりは、D.I.O(Do It Ourself)な精神で、たくさんの人を巻き込んで
いきたい処であります、はい。