先週末はお店をお休みさせて頂いて、横浜大桟橋ホールで開催された「JAPAN BREWERS CUP」へ行ってきました。
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嵐のような強風の日でしたね〜 |
このイベントには国内外から20数社のクラフトビールメーカーが手塩にかけたビールを持ち寄り、総勢80種オーバーのビールを一堂に楽しめるというもの。
会期中には「ペールエール部門」と「ウィート部門」2種類のコンペティションも行なわれ、即日順位が発表されます。
うちは今回はビール製造量が間に合わず、出展販売は行なわず、コンペのみの参加。
土曜日の朝から行ってきました。
今回のBREWERS CUPの大きな特徴は審査員がすべてビールの造り手=BREWERということ。
憧れの大先輩たちの中で恐縮でしたが、僕も真剣に審査に参加させていただきました。
土曜日がペールエール部門。
24点のエントリーがあり、4つのテーブルで6銘柄ずつのビールをブラインド審査(メーカー名等は分からない状態)します。
1テーブルに審査員は6人。
僕もこうしたジャッジに参加するのは初めてでしたが、目や鼻や舌や喉の感覚を総動員して、自分なりの審査を。
(これは後からスコアシートを見て分かったのですが、他のジャッジや総合結果と照らし合わせてみた感じ、それほど間違いな審査はしていなかったようで、ホッ。)
たいへん刺激的な経験でした。
ジャッジ中は、ブラインド審査なんでうちのビールがどうなっているかなんて分かりません。
これはすべて終わってから、主催の鈴木さんから見せてもらったスコアシート。
ヨロッコビールは、なんと初戦は6銘柄中2位となって、セミファイナルへ進出しました!
自分でもビックリ&ちょっと興奮♪
24銘柄のエントリーが12銘柄に絞られ、セミファイナル。
これも6銘柄を1テーブルで審査します。(×2テーブル)
セミファイナルのテーブルで上位3位に入ったものが、決勝へと進出。
決勝は6銘柄をジャッジ全員で審査するというのが、今回の流れでした。
こうしたビアコンペの審査方法については、様々な流儀があるようですが、今回は主催者の意向で、ビール大国チェコの審査会の方式を取り入れ、ビールの造り手が、造り手ながらの観点で一番美味いビールを決めるという主旨。
そして、すすんだセミファイナルでは、、、
ヨロッコは残念ながら4位!
あわや決勝進出?!なとこでしたが、うちのような駆け出しBREWERYにとっては善戦したと言っても良いかも。
ちなみにこのセミファイナルで敗れた「AQベボリューション」と「鬼伝説」のビールが金銀銅を受賞。
当った相手が強力だった?
FINALの結果はというと、
1位 Headwater Pale Ale AQベボリューション
2位 金鬼ペールエール 鬼伝説(北海道)
3位 Stranger Pale Ale AQベボリューション
4位 Karl Strauss Pin Tail Pale Ale ナガノトレーディング
5位 ペールエール オラホビール(長野)
6位 シトラスアタック BAY BREWING YOKOHAMA(横浜)
主催のBAY BREWINGも決勝進出を果たしています。
そして、結果を見ると、アメリカ勢が上位6銘柄中3銘柄。
ビールのコンディションに関しては、国内メーカーの方が当然優位にある中でのこの結果は、やはりクラフトビール大国の実力でしょうか。
アメリカ(だけでなくヨーロッパ諸国もですが)にまた勉強に行きたくなってしまいました。
しかしながら、自分の舌を磨くという意味でもたいへん実に成ることの多かった、コンペ審査初参加でした♪
そして、午後からはビアフェスティバルの開宴♪♪
そりゃあたっぷり飲みましたよ。
たくさんの造り手の方ともお会いできて、有意義かつ幸せな時間でした。
なんせ80種の美味ビールですからね。
色々とシェアしながら楽しみましたが、全制覇はとてもとても。。それでも半分くらいは飲んだかな?
会場の大桟橋ホールは雰囲気もロケーションも良くって、あの荒天にしては大盛況と言っていいんじゃないでしょうか。
後でお話したところによると、3日間で延べ5千人は来場者があったようです。
広い会場だったので、ストレスなく楽しめました。
楽しすぎたので、翌日曜日、工場で作業していてもどうにも落ち着かず、ちょっとだけ早仕舞いして、無理矢理再訪!(夕方閉店後に来られた方いたら、本当にすみません!)。。
着いた時には、ちょうど閉場の19時だったのですが、再びBREWERのみなさんに挨拶し(しそびれた方もいましたが)、何とか強引にビールにありつき、、至福の数杯を。
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初開催の、JAPAN BREWERS CUPに乾杯!! |
ハイレベルなクラフトビールを、造り手自身に注いでもらい、何種類も楽しめるという状況は、やはりとっても魅力的です。
(早仕舞いも仕方ない!?)
主催のBAY BREWING YOKOHAMA、鈴木さんのクラフトビールにかける情熱が、実現させた今回のJAPAN BREWERS CUP。
クラフトビール文化の底上げには、こうしたコンペティティブな催しの存在は不可欠かと思わされました。
聞けば、もしかしたらまた秋にも開催するかもとのこと。
次は、ヨロッコもビール造り貯めて、コンペだけでなく出展にも参加したいな〜と思いつつ、撤収の進む会場を後にしました。
鈴木さん始めスタッフの皆様、参加者の皆様ありがとうございました!!!
とっても楽しかったです!!今回行きそびれた方も、ぜひ次回はご一緒しましょう!!
そして、せっかく横浜まで来たからと、ついつい寄り道。
以前このブログでも紹介した、「ANTENA AMERICA」さんでちょい飲みしてきました〜。
棚いっぱいにUS クラフトビールの並ぶこのお店。
関内は吉田町の雑居ビルの5階にあります。
店内の雰囲気はまんまアメリカのビアストア。
ドラフトも飲める、BEER BOUTIQUE って感じです♪
そして、やはり貼ってあるこのフレーズ。
クラフトビール文化の発展にはローカルの支えが必須です。
SUPPORT YOUR LOCAL BREWERY!!
もっともっと美味いビールを造りたいと、刺激をもらった週末でした!