2013年12月28日土曜日

【完売御礼:柚子Wheat】

おかげさまで、今年の柚子Wheatは完売いたしました!

そして、それ以外の瓶製品も年内にお出しできる分は、在庫が無くなりつつあります

ですので、醸造所での直売は、予定に反して今日までになってしまいそう。。

楽しみにされていた方には大変恐縮ですが、なにぶん小規模醸造ゆえ申し訳ありません。

タップルームは予定通り、今日明日までオープンします。
ぜひヨロッコ飲み納めにいらしてくださいね。

2013年12月25日水曜日

【柚子Wheat!!/年末の営業予定】

【追記:タップルームの年末の営業時間に、誤記があったので訂正しました。ご確認いただけると幸いです!】



メリークリスマス!ですね。

明日26日から、お正月向けのビール「柚子Wheat」が発売です。

僕らが、お正月に飲みたいビール、というイメージで仕込んだこのビール。
昨年のものよりも、ユズ感たっぷりに仕上がっております。

ぜひ飲んで頂きたいです。

くれぐれも、お正月まで開栓されることのなきよう…!


例のごとく、本数に限りがありますので、お早めに。


そして、年内の営業予定です。

醸造所での直売は、
12月26〜28日は、通常通り11:00〜19:00まで。
12月29日が、11:00〜17:00。
12月30日は、11:00〜15:00の予定です。


タップルームは、
12月27日・28日が、17:00〜22:00。
29日が、12:00〜18:00の予定となっております。

よろしくおねがいいたします。



おかげさまで、タップルーム最初の3日間、とても楽しかったです。















Photo by 野田昌志
マーシーのブログにて、他にも素敵な写真が見れます。
ぜひ、そちらも!
http://blog.masashinoda.com/?eid=266#sequel




2013年12月20日金曜日

明日オープン!our first tap room!



バタバタとカウンター周りの整備をしてます。

取り急ぎですが、今週末の Yorocco "michi-kusa" Tap Room の営業時間は、

21日(土曜) 18:00〜22:00 Opening Party!
22日(日曜) 12:00〜20:00
23日(月曜) 12:00〜18:00

となります。

醸造所の営業は、
21日が11:00〜17:00まで。
22日と23日はお休みとさせていただきます。

僕らも手探り状態で、最初のうちは不規則な営業形態となってしまうことをお詫びします。

よろしくおねがいいたします。


ビーチマフィンへのアクセスはこちら。





大きな地図で見る


それでは、タップルームでお会いしましょう!



2013年12月13日金曜日

Opening! Our "michi-kusa" Tap Room!!!



突然ですが、来週、ヨロッコビールのタップルームがオープンします!



タップルーム(Tap Room)とは、文字通り「タップの部屋」の意。

タップというのは例のアレです。
ビールの出てくる注ぎ口。



この、「注ぎ口(タップ)のある部屋」というのが "Tap Room" の直訳された意味。


まだまだ、日本では一般には馴染みの薄い言葉です。

クラフトビールファンの方には、ベアードのタップルームでおなじみですね。

ベアードビールとタップルームについては、良かったらこちらの記事も → http://www.yorocco-beer.com/2013/07/short-trip-for.html )


が、アメリカあたりだと、"Tap Room"はかなり浸透している言葉で、タップルームの存在が人々の生活にちゃんと根付いていたりします。

それは、イギリスだったら"PUB"という言葉になり、ドイツだったら"Brauhaus"、ベルギーだったら"Brasserie"?

ともかくビールと、それを提供する場、そして地域の人々、この3つは昔から密接な関係にあったようです。


現代のクラフトビールの醸造所も、その多くが彼ら自身のタップルーム(their own tap room)を持っています。

その理由は、造り手側から考えると、やはり、自分たちが丹精込めて造ったビールを、自分たちの理想とする環境で提供したい!ということに尽きるのではないでしょうか。


熱処理や濾過処理のされていないクラフトビールは、醸造酒でほんとうに繊細。

樽を保管する温度や、提供する際の液温、そして装置の清潔さ等によって、大きく味が変わってくるものです。
そして、もちろんその場所の雰囲気によっても。

BREWER(ビール職人)というのは、できたら自分の造ったビールが最終的にお客さんのグラスに注がれ口に入るところまで、見届けたいという心理があるのでは。
まるで我が子を見守るよう!?


良い"Tap Room"というのは、Breweryにとってのインフラのようなものなのです。

それがあることによって、僕らがビールを通して伝えたいことがより一層表現できるし、普段飲んで下さってる方たちともより一層コミュニケートできる。

そして、古くからの"PUB"がそうであるように、そこは地域の社交場でもあるわけです。

(そういう意味では、タップルームは地域にとっての大事なインフラ!?)


僕らが目指すのは、コミュニティに根付いたタップルーム。

日本には「井戸端」という古くからの美しい言葉がありますが、例えるなら”タップ”というのがビールの井戸。
その周りにたくさんの人が集まって、楽しいひとときを汲み交わしてもらえたら。

というのが、ヨロッコの "michi-kusa"Tap Room のイメージです!



そうそう、肝心の場所について。

自前のタップルームを持つことは、開業直後からの夢でしたが、うちのような零細BREWERYには資金的にも遠い道のり。。


そこにかねてよりお世話になっている"Beach Muffin"のラリーとマリコさん夫婦から嬉しい一声が。

「ビーチマフィンの中で、ヨロッコのタップルームをやってみないか?」と。


"Beach Muffin"は、行かれたことがある方はご存知かと思いますが、古い一軒家を改装したとっても雰囲気のあるカフェ。

ヨロッコの醸造所からは、歩いて10分ちょいくらいです。

"Vegan","Organic"といったテーマを貫きながらも、とってもフレンドリーで暖かい空間。
「量り売りマーケット」だったり、いろいろと実のあるイベントも主催してたり。

地域の中でも、とっても共感&リスペクトできるお店なんです。


だから返事はもちろん
「ぜひ、やってみたい!」


ということで、そこからミーティングを重ね、準備すべきものを準備して、週明けには樽用の冷蔵庫とタップカウンターの設置。



この醸造所の内装を造ったチームが再び集結しての造作作業となります。

ビーチマフィンの雰囲気の中に、ヨロッコタップがどう融合するのか。


100%自前のタップルームではありませんが、その分色んな要素がミックスされて、楽しい空間になるのではと思っております!


タップルーム限定のビールなんかもこれからはちょくちょく実験してゆくつもり。

楽しみです♪


とりあえす、オープン日は12月21日。その他の詳細はまたあらためて発表させていただきますが、しばらくの間はトライアルで、金・土の夜と、日曜の日中が、"michi-kusa" Tap Room の営業時間となりそうです。

基本的には、僕ら自身がカウンターに立ってビールを注がせて頂きます。


逗子に念願のタップルームが!!

町の新たなGathering spotとなるか。


どうぞ、道草してってください!












2013年12月1日日曜日

師走/Worn wear

いいお天気の日が続いてますね。


今週はシーズナルエールを2本仕込みました。

一つ目は"Vanilla Stout"




もう一つは、"柚子Wheat"



どちらも「Holiday Ale(休日向けの特別なビール)」です。

バニラはクリスマスに、柚子はお正月(僕が一年で一番好きな"Holiday"です)にとのイメージで仕込みました。


リリースはまだ先ですが、どうぞお楽しみに♪



そして、相変わらず、在庫が薄めなヨロッコビール。

色んな種類をご希望でいらした方には、2〜3種類しかお出しできずに申し訳ない気持ちになることもしばしば。

うちのように、ごく小規模なBREWERYでは、
①,一仕込みの醸造量が少ないこと
②,タンク数も少ないため仕込み回数を増やせないこと(一次発酵にはおおむね1週間かかり、その間は他のビールは仕込めない。うちは発酵タンクが3つです)
③,ビールが仕上がるまでには一か月ほどの時間が必要、

という3点の理由から、なかなか常に同じラインナップを店頭に並べるということが難しいのが実情です。
例えば、ペールエールが仕上がってきたな〜と思ったら、ウィートエールが売り切れてしまってしまったり。


これを改善するには、タンクを増やす!というのが一つの方法で、実際将来的には発酵タンクを増やし、もっと少量多品種に醸造してゆきたいという気持ちがあるのですが、それには資金も時間も必要で、まだまだ先の話です。


というわけで、どうしても、在庫が偏ってしまうときがあるのですが、どうか大きな目でこの小さなLocal Breweryを見守っていただけると幸いです。



そんななか、12月にリリース予定のシーズナルは上記の"Vanilla Stout","柚子Wheat"に加え、先日このブログでも書いた"Saison"の3種の予定です。

"Saison"はベルギーの特殊な酵母を使い、一次発酵に約1か月もかかっております。
ようやく来週あたりに樽詰めできそうですが、いやはや気ままなのかノンビリ屋の酵母なのか…
香りはとっても素晴らしいですが…

発酵タンクが一つずっとSaisonに占められていて苦労しました。
ですが、今後チャレンジしていきたいスタイルのビールなのです。

やっぱり発酵タンク増やしたいな〜と思いつつ。





今週の半ばには、鎌倉のパタゴニアさんにもビールをお届け。



この日は、"Worn Wear(着古した服)"についての社内イベント。

着古した服を捨てるんじゃなく、みんなで持ち寄って楽しく交換しよう!というのが"Worn Wear"。

これからこの取り組みをどんどん展開されるようですが、まずはスタッフから始めようという、なんとも素敵な気風を感じちゃいました。

Patagonia はグローバルな企業ですが、スタッフの方たちの心意気はとってもローカル。

どうせ飲むならローカルビールをということで、ヨロッコ頼んでくださいました。


その"Worn Wear"についての映像が、また素晴らしいのでここで紹介させていただきます。

食べ物・飲み物についてはもちろんですが、着るものについても、それがどこから来たのか、どのように作られているのか意識を巡らすことは、とっても大事なことかと再確認した次第であります。







美味しいビールでも飲みながら、ぜひどうぞ♪

2013年11月22日金曜日

2年目の”試行錯誤”



こちらは本日のペールエール仕込みでの一コマ。

手前のオケみたいな小さな寸胴鍋が、最近の「試行錯誤」の一つ。


仕込みの途中に"RECIRCULATION(循環)”という工程があるのですが、今までのヨロッコではこの工程の詰めが甘かった。

ビールの仕上がりを自分たちの理想とするイメージに近づける為には、一つ一つの工程の精度を上げてゆくしかないわけです。


小さくて貧乏な醸造所ですので、専用の設備やマシンを導入することはできませんが、あるもので工夫すればけっこう何とかなるもの。


上の写真の寸胴鍋も、別の用途で使うために友人にちょこっと溶接を頼んだものですが、
思いつきで使ってみたら、けっこう調子良さげ。
おかげさまで、目詰まりすることなく今まで以上に循環してます。


ここ2回ほどはこの装置(?)を使っての仕込み。結果が分かるのは一か月ほど先ですが、どうなるでしょうか、楽しみです。


他にもドライホップのやり方を変えてみたり、新たな酵母を使ってみたり、来週には初めて使うスパイスも。

どんなやり方をすれば、そのビールの持ち味をもっともっと引き出せるのか。


「試行錯誤」に終わりはなさそう…


けど、最近よく思うのですが、そんな実験精神こそ、クラフトビールをクラフトたらしめる要素の一つなのかな〜と。



うちはまだ2年目の若輩BREWERYですが、「試行錯誤」が楽しい、そんなこの頃なのです。




2013年11月15日金曜日

【お知らせ:NOTICE】

今週末は醸造所での直売をお休みさせていただきます。

Sorry for closed this weekend.sorry..


現在、すべてのビールがコンディショニング(熟成待ち)中です。
週末にお出しできるものがないのは、ビール屋として何とも不甲斐ないのですが、できる限りベストなコンディションのものを飲んでいただきたいため(少々大げさですが)苦渋の決断をしました。


来週末からは、限定で仕込んだ"Light Brown Ale"と定番の何種類かもお出しできるようになります。

申し訳ありません。
ご不便おかけしますが、よろしくお願い致します。






最近ブログの更新もおろそかですので、すっかりお猿畠の写真もアップしてませんでしたが、畑の方もすっかり秋模様。

毎週月曜日は"Farmers monday"と称して、仲間たちと畑仕事にいそしんでおります。


昨年までは僕一人で管理していたので、ホップ以外の場所はかなり荒れ放題だったのですが、仲間のおかげで徐々に畑らしく?整ってきました。








畑で飲むビールは美味しいのです。

穫りたての野菜も、本当に美味しい。
当然ですが、すべて無農薬のオーガニック。

僕なんかはこんなのが一番の贅沢かな〜と思ってしまいます。


種もなるべく在来種のものを使って自家採種を試みたり。

次はどこに何を植えようとか、この畝はこういう形にしてみようとか、あーだこーだとプランニングするのも楽しいんです。


前にも書きましたが、いずれもっと充実して大人にも子供にもオープンな畑にできたらな〜と皆で考えてます。


これからの季節は「ヤキイモ」!
しかし日本はすっかり秋が短くなってしまいましたね。




今週末、もしヨロッコに来られる予定を立てていた方がいましたら本当に申し訳ありません。

が、どうか良い週末を!




2013年11月6日水曜日

a visit to north great.

先週の日曜日は、お休みをいただきちょこっと足を伸ばしてきました。





ずっと行ってみたかった憧れの場所へ。







そう、伺った先は、長野県は志賀高原。

あの志賀高原ビールのBREWERYです。



ご存知の方も多いかと思いますが、【志賀高原ビール】は、今の日本のクラフトビールシーンの牽引役的な存在。

都内や横浜をはじめ、気の利いたビールを置いてあるお店のタップには、たいがい志賀高原さんの樽が繋がっていると言っても過言ではない状況なくらい。

そのイメージシンボルである青い龍の如く、飛ぶ鳥を落とすような勢いで、志賀高原ファン、ひいてはクラフトビールファンを増やしているBREWERYであります。





もちろん、僕も大ファンなんです。


いつも人から、国内で何処のBREWERYが好きかと聞かれると、真っ先に答えるのが長野の志賀高原ビールと沼津のベアードビール。

(ベアードについては以前のブログでも書かせて頂きました→ http://www.yorocco-beer.com/2013/07/short-trip-for.html  )



もうずっと以前から好きで、志賀高原ビールさんのBlog「ゆるブル」はかねてよりの愛読。

ですが、未訪だったのです。
好きすぎて、なかなか行けなかった!?


今回は、志賀高原ビールのホップ収穫祭というイベントがあり、このタイミングで行くしかない!と急遽前日に某BREWERYの友人を誘って二人旅してまいりました。


出発前から、そんな予感と確信めいたものはあったのですが、やはりこの旅が僕の今後のBrewing Lifeに多大な影響を及ぼすようなBig Tripに。。。




志賀高原ビールの一つの特徴は?と聞かれたら、やはり真っ先に思いつくのはその鮮やかなホップ使い。

IPAとかHouse IPAとかDPAとかPale Aleとか、すごく色んなビールを造ってらっしゃるのですが、どれも本当にホップ感たっぷ〜りな美味しいビールたち。こちらのビールを飲んでホップヘッズ(=ホップ信者)になった方も多いのでは?



そして、更に凄いのはホップの栽培!

「ゆるブル」のこちらの記事とか見て頂けたら、そのスケール感が分かりやすいかも


うちなんかの、ちっぽけなホップ畑とは違って、すごく大々的にホップの栽培に取り組まれているのです。

そして、毎年夏に皆さんの手で収穫されて(現地で聞いたところ、近所のオバちゃんとかも手伝ってるっぽいです笑)、バチッと仕込んで、秋にHarvest シリーズを何バッチもリリースするという、おそらく日本ではここだけ(!)のBREWERY。

今回、収穫祭ということで、そのHarvest Brewが9種類!(10種類だったかも…)


楽しすぎて、美味しくて写真はあまり撮ってないのですが、もちろん全種類を。



Harvest Brew(=乾燥させない、収穫したてのホップを使って仕込んだビール。通常使われるホップは、保存性を高めるため乾燥される)の特徴は、やはりそのホップの瑞々しさ。柔らかで丸みを帯びた艶のある味わいとでも言うのでしょうか。

一年でこの時期にしか仕込めないビールたちを、すっかり堪能させて頂きました。

そして、それ以外にも滅多に飲めないような秘蔵のビールたちも…。


宴は夜遅くまで続いたのでした。




翌日、幸運にも醸造所の奥の方まで案内いただき、、、


憧れのBarrel Roomへと。


もう一つの志賀高原ビールの際立つ取り組み、それは「木樽」です。

バレルエイジド(Barrel Aged)と呼ばれる木の樽の中で熟成させたビール。
もともとはベルギービール等で伝統的に使われてきたものですが、今やクラフトビールのメッカとなったアメリカなどでは、この木樽を使ったビールたちが人気を集めていたりします。

ワインで使われた木樽やバーボンで使われた木樽の中で、ビールを熟成させることによって、より複雑な風味(complexity)やフレーバーをつけたり、木樽の中で活躍する特殊な酵母を使ったり…。

ステンレスタンク全盛のなかで、あえて木樽を使う理由とは?

またしても「ゆるブル」を引用させてもらうと、こんな感じです


このブレタノマイセスという酵母を使ったビール、僕も大好きなんでいつかは木樽を使ってみたいと強く心に思ってます。
(今のヨロッコの醸造所の広さでは、なかなか厳しくもあるのですが。)

そして、僕の知る限り、日本国内でこの木樽熟成にもっとも(というかほぼ唯一)意欲的に取り組んでおられるBREWERYが、志賀高原さんなのです。


というわけで、僕にとっては孤高の憧れ的な存在。


木樽のゴロゴロ置かれたセラーは、僕にとってやはり圧巻なのでした。


メインとなる醸造スペースは、築年数もそうとう経っていそうな木の梁の残る建屋内。

当然ながらとっても清潔。
たぶんBREWERYの規模としては日本では中規模(ヨロッコは極小…)になるのでしょうか、家族的な雰囲気の中、しかしBrewerの皆さんの心持ちはプロフェッショナルで、そして(もちろん良い意味で)ビール馬鹿。

造ってるビールは一筋通った革新的なものばかり。

自分たちで栽培した、蕎麦とかブルーベリーとかを使ってセゾンというビールを造ったり、育てた大麦を使ってビールを仕込んだり、育てたホップでHarvest Brewしたり、木樽を使ったりと…。

僕がやってみたいということは全て既にされてるというか。


すごい量の仕事をこなしながら、ちゃんと”遊び”というのを大事にされてるその姿勢(スタイル)がすごいな〜!!と、感銘を受けつつ帰路についたのでした。

理想のBREWERYでありながら、僕がもしその域に近づけたとしても、その頃にはまたきっと新たなことにチャレンジされてることは間違いないなと。


いやはや、刺激的な体験でした!







すっかり、チャレンジングな刺激をいただきback to my local brewery.


さっそく冷蔵庫からガサゴソと、初めて使う酵母ちゃんを取り出して。

仕込んでみました。ヨロッコ初となる、"Belgian Saison yeast(ベルギーセゾン酵母)"を使ったビール。

"Saison"というのは、そもそもはフランスに近いベルギーの田舎で、農閑期に農家の人たちが自分たち用に仕込んだビール。

"Farm House Ale"とも言われたりします。

蕎麦や雑穀が使われたり、スパイスが使われたり、一概にどんなのがセゾンかという定義はないのですが、共通するのはホップがよく効いていて、仕上がりがキリッとドライなこと。

これはセゾン酵母の特徴によります。
通常のエール酵母に比べ、セゾン酵母の方がより多くの糖分を食べ、アルコールに変化させるので、必然的に仕上がりのビールに残る甘みは少なくなって、キリッとした飲み口に仕上がる。

ベルギーの農家の方達は、冬場にこのビールを仕込んで、夏場の農作業中にガブガブと飲まれていたようです笑。






ただし、この酵母、とっても気ままなノンビリ屋なようで、発酵が終わるまでにはまだまだ時間がかかりそう。。


写真のように、比重というのを計るのですが、仕込み後1週間経ってもなかなか比重は落ちてゆかず…(通常のエールですと、大体1週間後には1.010を切るくらいまでになるのです)。


しかしながら、味と香りは現時点でもスペシャルです。


ちょこっと酵母を急かしてみようかなぁなんて思ったりもしますが、人間と同じできっとそぞれの持ち味があるわけで。

初めてですし、気長に付き合ってみようと思います。














2013年10月25日金曜日

【NOTICE:お知らせ】

今週日曜日(27日)は、スタッフ研修のため醸造所の営業をお休みさせていただきます。
ご不便おかけして、誠に申し訳ありません。
何卒宜しくお願い致します。

Sorry for closed this sunday (27th)...to study beer.



2013年10月9日水曜日

【報告:REPORT】FISH PORT BEER FEST!!!

日曜日、小坪漁港に来て頂いた皆さま、来れなかったけど応援してくださった皆さま、ありがとうございました!!!

おかげさまで、大盛況のうちに、無事ヨロッコビール1周年祭を終えることができました!

関係各位のご協力の中、皆さんととっても良い時間を共有できたことを本当に嬉しく思います。(バタバタすぎて、僕はぜんぜん余裕がありませんでしたが。。。)


前日までの曇り空をよそに、当日は快晴。

台風のうねりで、小坪には良い波も割れ、サーファーたちで賑わっていました♪


まさにBEER FEST日和。


頼んでいた取り寄せビールが、手違いで届かないというトラブルもあったのですが、仲間たちに助けられ、着々と会場設営は進み、12時をちょっと回ったくらいに、「FISH PORT BEER FEST」はスタート!


そこからは、想像をはるかに上回る来場者数で、すぐに用意したビールが無くなりそうになったり(結局2回ほど工場へ取りに帰った)、僕はヒヤヒヤバタバタで写真など一枚も取れませんでした…!


が、友人の2人のフォトグラファーが、当日の様子を写真に収めてくれていました。

時には言葉以上に写真のほうが多くのことを語ってくれると思います。

ダイジェスト的に眺めて楽しんでいただけたら!



photo by 五十嵐一晴 http://kazuharuigarashi.com/
      野田昌志 http://blog.masashinoda.com/ http://masashinoda.com/






























































































どうです?いい写真ばかりでしょ?笑


クラフトビールがメインのイベントですが、本当の主役は、来てくれた人皆さんなんです。

美味しくて一風変わったビールを味わいつつ、すぐ隣の漁港で揚がったシーフードを楽しみ、素晴らしい音楽を感じて、潮風を満喫して、そんな体験を共有できたら。

きっとその中から、また何か新しいことが生まれるかもしれません。


そして、今回の会場内で使用した電気は、すべてオフグリッド(太陽光独立電源)で賄えました。

電気にしても、ビールにしても、チョイスはいっぱいあるのです。


今回、参加してくれた皆さんと、そうしたことをシェアできたのが、ヨロッコにとっては本当に喜ばしい(ヨロッコばしい!?)ことでした。


あくる朝、ゴミ拾いに行くと、近所のおばちゃんや漁師さん、サーファーたちから、「ごちそうさま!」とか「美味しかったよ」と言ってもらえて嬉しかったな。


本当に、あの場所で開催できて良かったと心から思います。


ありがとうございました!!