2017年6月23日金曜日

Passion!



金・土と開催された"MBCC 2017"が終わり、日曜日の午後の飛行機で、デンマークからベルギーへ向かいます。

コペンハーゲン編はこちら


Day 1,Brussels



コペンハーゲンからブリュッセルは、飛行機で1時間半くらい。
あっという間です。

が、町の雰囲気は大違い。
クリーンで清潔な印象のコペンハーゲンと比べて、もっとガヤガヤしています。

街行く人の人種も様々。
より雑多な感じです。





街の中心部にほど近い、床の少し傾いているAirbnbにチェックインして、さっそく飲みに出ました。







通常のビアメニュー


の他にも、ボトルビールのたくさん載った別メニューもあります。
"Orval" vieux 6 mois は、熟成6か月以降のOrvalという意。こういうの、たまりません。




この国では、ビール(Lambic)は木箱に寝かせられて、グラスへと注がれます。



チーズやサラミの美味しいこと。
そして、Dark mustard。





そして、ブリュッセルの夜は更けてゆき、







 
最後はJunk food 食べちゃいました。。







Day 2, Brussels



僕らの泊まってたAirbnb.

二日目は、こちらから。















憧れの場所に、足を踏み入れたときのあの気分。




この後、少し郊外まで足を伸ばしました。

ローカル線に乗ること30分くらい。

















夢のようなCafeで、夢のような時間でした。




他にも、こんなシックなビアバーに行ったり。



京都醸造とBrussels Beer Projectのコラボレーションビールも飲めました。


 
いちおう観光したり。






Day 3, Brussels






この街では、Geuzeを飲むことから一日が始まる?



Spontaneous Fermentation
(人為的でない発酵のビール)
という欄がいちばんの好みです。




軽く喉を潤した後に、この日の目的地へ。






モレンベークという地区は、ここ数年のテロで有名になってしまいましたが、その一角にこちらの醸造所があります。


Brasserie de la senne




大好きで尊敬するブルワリーです。
「ヨロッコのカルティベータは、de la senneのビールを彷彿とさせる」、と光栄な言葉を頂いたことがあります。うちなんか、まだまだ足下にも及びませんが。

オーナーのイヴァンさんとアポイントを取っていましたが、イヴァンさんは超多忙のようで、少しだけお話しすることはできましたが、その後は、若いブルワーさんが案内してくれました。

(しかし、その彼との出会いがとても印象的なのでした。)









de la senneの製法やこだわり、考えを熱弁してくれる若く情熱に溢れるブルワー。
その情熱が、僕の身体にも電流のように伝わりました。







Passion!



思い返すと、この旅で、いちばん刺激を受けた瞬間だったかもしれません。













de la senneを後にして、市内へ。



このあとは、何軒かボトルショップを覗いたり






散歩しながら、Moeder Lambic の1st locationまで行ってみたり、

saison √225 grape vinsanto












この時期は夜9時くらいまで明るいんですが、ボンヤリと外を眺めながら、美味しいビール(それも世界最高峰の)が、ゆったり普通に飲める環境(しかもビールの値段はとても安い)って、最高だなあと思っていました。


今回コペンハーゲンのフェスで出会ったアメリカからのブルワーの多くも、その前後にベルギーに立ち寄っていました。
アメリカは今やたしかに世界トップクラスのクラフトビール大国ですが、そのアメリカのトップブルワーの多くは、ベルギーを始め、ドイツ・チェコなどヨーロッパ各国のビールに隠すことなくリスペクトを示しています。


その理由が、現地に行って少しだけですが、よく分かりました。


「若者と馬鹿者は、もっと旅をせよ。」と言いますが、まさにその通りですね。僕はもうそんなに若くはありませんが…





とにかく、よくビールを飲んだ旅でした。




部屋に戻っても飲み続け、日本に持ち帰ろうとしたビールたちも
「現地で飲んだ方が美味いだろう」と
どんどん空けてしまいました。。








今更ながら、
持ち帰れば良かったというビールもありますが…


最後の晩。
so many thanks to my good company Koji-san,Davido,Gary and Hamilton!







たくさんの人とビールに出会い、感じたのは「情熱」ということ。
そんな初めてのヨーロッパでした。



また行きたいなあと、思いつつ。

日々是好日。

Brussels郊外のカフェの手洗にて。