茅ヶ崎の"Barbaric Works"とコラボレーション ビールを仕込みました。
仕込んだのは、4月初頭。
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Barabaric Worksの、このレタリングはCINEMA CARAVANでもお馴染みの
丸画伯によるものです。 |
けど、その前にBarabaricのブルワーの永石さんがヨロッコに来てくれて色々イメージを交換し合ったり、レシピを詰めていったりという時間がありました。
僕ら2つのブルワリーの共通点はというと、まずリーフホップを使うこと。
この日も仕込みが進む傍らでは、リーフホップを手作業で揉む集団が(笑)。
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Barbaricの設備はうちの約2倍の大きさ |
Barbaricでは、使うホップは必ず手揉みして、香りがよ〜く出るようにしてから使います。
永石さんのリードで、仕込みは順調に進みます。
二人で話して決めたのは、まずビールのスタイルは軽めのIPA(いわゆるセッションIPA)にしようということ。
リリースはちょうどゴールデンウィークあたりになるから、その頃に飲んで気持ち良い、爽やかで何杯も飲めるようなビールにしようということ。
ブルワーから見ると、コラボレーションの面白いところは、両者の擦り合わせというか、アプローチや技法の融合だと思います。
僕は割と大ざっぱなイメージでレシピを組むのですが、永石さんは僕より細かい(もちろん良い意味で)し精緻にレシピを組むようなイメージです。モルト/ホップ/水/酵母、お互いの知識や経験を交換し合って決めました。これが色々と勉強になるんです。
そんな二人で楽しみながら、とても繊細に決めた部分もあるし、その場のノリで決めた部分もあるしという感じで進んだこのコラボレーション。
仕込みはみんなの協力もあって順調に終わりました。
もちろん、その日はゴールデンバブとバルパンチョをハシゴして、しこたま飲みましたとも。
10日ほどして、発酵も落ち着いたとの連絡があり、茅ヶ崎まで様子を見に行きました。
この間もビールの面倒を見てくれていた永石さんに感謝。
イメージした通りに、綺麗に発酵していました。
この日は、ドライホップのレシピを決めて、あとは永石さんに託して僕は退散。
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コニーくん、ケイスケくんホップ揉みありがとうございます! |
今回のホップの配合は、割とオールドスクールというか、 二人とももとHomeBrewerでもあるので、ChinookやCascade,Centennialといった昔からお馴染みの"C-Hops"に少し新しいホップも加えたものになってます。
しかしながら、仕込み中も何度も思い返していたのですが、2012か2013年頃だと思いますが、Barbaricの主宰のパンチョくんは、ヨロッコが開業間もない頃から長靴持参で訪ねてきてくれて、「いつか自分のブルワリーをやりたいんですよ!」といって、ヨロッコに何度も通ってくれた時期があるし、ゴールデンバブのみんなとも、バルパンチョのみんなとも、色んな思い出がありますし、そんな皆さんで作り上げた"Barbaric Works"というブルワリーで、今回コラボレーションさせてもらうことが出来て、本当にリスペクト!で感慨深いひと時でした。
だから僕の中では、お互いを祝福し合うような気持ちで仕込んだビールです。
このコラボレーションは、決してBeer Geek向けのハイパーなスペックの コラボビールではないですが、僕らが今時期に飲みたいもの、そしてお互いのローカルの皆さんに飲んでほしいものをという気持ちで作ったビールです。
世の中には色んなカタチのコラボがあると思いますが、僕にとってはこんなローカルで地に足ついたコラボレーションが一番です。
長く暑苦しい説明になりましたが、ビールは爽やかです。
ゴールデンウィーク中にゴールデンバブ・ビーチマフィンはもちろん、映画祭とか色んなところで飲めると思います。
ビールの名前は今回はヨロッコでつけさせてもらいました。
ベタなんですが、「Coast Line」です。
逗子と茅ヶ崎は同じ海岸線なんで。
(余談ですが、逗子と茅ヶ崎の間には、鎌倉・藤沢・辻堂といった町がありますが、それぞれビミョーにことなるローカルな風土がありますよね。だから、これからもっともっとブルワリーが増えると楽しいな〜と思ってます。それがいつかこの辺りのブルワリーのテロワールになると思います。)
ビーチタウンのレイドバックした軽めのビールですが、僕らのPassionはたくさん入ってると思います。
あとホップもたくさん。
ぜひ、飲んでくださいね。