トロントからは、さらに西へ。飛行機で1時間ちょいくらい。
もう東海岸に近い方ですね。
(NYまで飛行機で2時間くらいで行けるようですから。)
実は、モントリオールのあるケベック州は国境を接して、アメリカのバーモント州が隣りです。
バーモントには、あの”Hill farmsted”がありますから、ぜひとも訪れてみたかった…。(Heady Topperという超有名なW-IPAもバーモントのAlchemistというBreweryが造っています。)
が、今回は旅程が短いのでパス。
モントリオールを出来る限り堪能しようかと。
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そうは言っても、まずはビール! |
モントリオール一軒目は、Lucの案内してくれたこちらでした。
Le cheval blanc
モントリオールで最初に開業したBrew Pubだそうです。
(1986年~)
ケベックに来ると、ビールのラインナップも少しヨーロッパ寄りになってくるように思えます。
地理的にもヨーロッパが近いですし、ケベック人の独自の文化を守る気質も関係しているのかもしれません。
3〜4日いただけなので、深いところまでは分かりませんが…
この"Cheval blanc"もそもそもは由緒あるタバーンだったそう。
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地元に帰りリラックス |
Lucは知り合いに掴まってばかりなので、思わず長居。
もちろんビールも美味しかったです。
僕も行ってみるまで知らなかったのですが、モントリオールはかなりのBrewpub天国です。
市内で30軒はあるんじゃないかな。
(そしてまだまだ増え続けているようです。)
ちょっと歩けばすぐに次のBrewpubにぶつかるという感じ。
Beer Loverには、堪りませんね。
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こちらはドイツとイギリスのスタイルばかりを造っていました。 |
途中ハシゴしつつ、この日の目的地に向かいます。
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ビールとは関係ないですが、こんなトラディショナルな古い食堂に寄ったり。 |
モントリオールは本当に雰囲気のある街です。
そして、(この旅の)目的地へ。
Dieu du ciel!
以前にも書いたことはありますが、僕の良き友人・家族のような存在であり、ビールについての師と仰ぐLuc が、かつて在籍したBrewpubです。
僕にとっては聖地の一つのような存在の場所。
その地を踏めたことに感激しつつ、芸術的でArtisanalなビールたちを堪能しました。
パブの雰囲気も抜群ですね。
階下のBreweryも見せてもらって、随所に散りばめられたLucの創意工夫に目を凝らす。
という夢のような時間でした。
明けて翌日。
今度は皆でモントリオール中心部からは少し離れた郊外にある、Dieu du ciel!のプロダクションブリュワリーへ。
最初はBrewpubからスタートしたDieu du ciel!も、それだけでは需要に追いつかず、郊外に大きなBreweryを所有するようになったとのこと。
かなりの規模です。
プロダクションブリュワリーとは言え、タップルームも併設。
前の晩にBrewpubの方で飲んだ"Peche Mortel" (imperial coffee stout = コーヒー豆を使った、caffeinがギンギンに効きつつalc 9.5%で、なおかつ甘美な美味さという危険なビール) がまだ身体に残っているような状態だったので、爽やかな"Rosee d'Hibiscus"から。
っていま思うと、めっちゃ贅沢な環境でした!!
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これも贅沢すぎる環境。モントリオールのリカーストアにて。 |
その後はLucのドライブで、日本出身の陶芸家 Kinya Ishikawa さんのアトリエを訪ねたり。
観光?したり。
ケベックのビールを買い込んだり。
そして、もちろん何軒ものパブを巡りました。
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"Station Ho.st"
HopfenstarkというBreweryのBar。
かなりクレージー。
ビールは美味い。 |
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"Benelux" rue Sherbrooke ouest.
もと銀行を改装したBrewpub。 |
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"Benelux" rue Wellington.
こちらももと銀行を改装。
ベネルクスの2ロケーション目。 |
特に、ベネルクスのウェリントンが最高でした。
醸造設備もピカピカ。
憧れの"Premire Stainless"製。
もと銀行を改装したBrewery。
地下の金庫室の中にバレル(木樽)が納められてるあたりはニクいなあと思いました。
歴史あるエリアならではの、魅力たっぷりな街、モントリオール。
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なぜかMETAL BARでIPAを飲んだりも… |
ビールのレベルも総じて高い。
次はお隣のQuebec cityにも行ってみたいなー(そちらにもBreweryはたくさん)とか、Festivalだらけの夏に来てみたいな(お祭り大好きみたいです、Quebecの人たち)とかとか。
とにかく3〜4日では何も分からず…。
それでもたくさん歩き回り、仲間と現地の人たちとビールを酌み交わし、思い出たっぷり。
旅って、やっぱり特別な体験ですね。
Lucは、カナダ・アメリカはもちろん、ドイツやベルギーなどビール文化の深い場所各地へ赴き、現地で仕込み等も行なっています。
そういった体験が、彼の醸造に関する造詣の深さと、自分の造るビールへの応用力の高さの一助となっているのなら、Brewerはなるべく旅をすべきなのかもしれません。
僕ももっともっと色んなところへ行ってみたいなあと思いつつ。
(費用と時間がなかなかそうはさせてくれませんが…)
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lovely beer geeks?
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2014'カナダ旅行記でした。
いつかベルギー旅行記とか、書けたらいいなあ
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息子へのお土産 |