2019年1月4日金曜日

Happy New Year 2019!



謹賀新年。

昨年も、たくさんの方に支えていただいて、こうして新年を迎えられたことに深く感謝しております。

今年もヨロッコビール を宜しくお願い致します!


本日1月4日よりブルワリーでは作業を開始。
今年も安全に、美味しいビールをたくさん造れますように。


今年は「亥年」ですね。
開業当初からのヨロッコビール の瓶のラベルにも、イノシシが描かれています。


猪突猛進という言葉もありますが、自分たちの足元をよく固めながらも、目指しているビール造りに向けて真っ直ぐに、そして謙虚に進んでいきたいなあと思ったお正月でした。


2019年は、ヨロッコにとって、たくさん の変化の産まれる年になりそうです。


すでにご存知の方もいるかとは思いますが、この3月にはブルワリーの移転が控えています。

オープン以来6年間お世話になったここ逗子の工房から、鎌倉市のもう少し広い場所へとブルワリーを移します。

この場所でも、たくさんの出会いやご縁がありましたが、どうしてもいまの場所の設備や広さでは、自分たちが思うようにビールを造れず、量的にもビールを十分に供給できず、ローカルブルワリーとして歯痒い想いをすることが多々ありました。

ですので、ブルワリーの移転はここ数年の悲願でもあり課題でもあったのです。


昨年の春に、とあるきっかけからご縁を頂いて、鎌倉市内でもともと材木屋さんが加工場として使われていた 物件に巡り合うことができました。



ご縁についてはここでは割愛させて頂きますが、本当に大家さんご家族は、僕らがやろうとしている「ローカルブルワリー」ということにとてもご理解をいただいて、感謝するばかりです。

今は着々と工事を進めているところです。





だいぶブルワリーっぽくなってきています。


工事においても、一昨年の収穫祭からご縁を頂いた逗子の工務店「コアハウズ」さんから全面的なサポートを頂いて、とても心強く進めさせて頂いてます。

そもそもは、僕の古くからの友人がコアハウズさんで大工として働き始めたのがきっかけですが、他にもたくさんの繋がりがあって、ローカルなご縁に感謝するばかり。


7年前に、この逗子の工房を立ち上げた頃は、見よう見まねのDIYでしたが、今回は限られた予算の中ではありますが職人さんたちに最高の仕事をして頂いていて、見ているだけでワクワクします。

全ては「美味しいビールを造るため」なので工事に見とれているだけではダメなのですが、たくさんの想いの籠もったブルワリーになるはずです。






そして更にご縁は重なります。

昨年の3月に参加させて頂きました志賀高原ビールさん主催の「SNOW MONKEY BEER LIVE」。

その場で、大阪の箕面ビールの香緒里さんに久しぶりに再会しました。

香緒里さんから、その時に言われたのが、「うち(箕面ビール)で使っているブルーハウス(仕込み釜)を今度入れ替えるから、良かったらヨロッコ さんで使いません?」というお言葉。


当時は、もっと広い場所に移転したいな、もっと醸造量も増やしたいなと思ってはいたものの、場所も決まってないし、移転となれば設備を入れ替えるのにも予算がかかるし、ヨロッコには会社としてそんな準備も体力もできてないよな、というような状況でした。

だから、香緒里さんにそうやって言って頂いても、心の中では最初は、「まだうちには無理かな〜 」と弱気で諦め気味。


ただ香緒里さんと話すうちに、「うち(箕面ビール)もビール業界の横の繋がりや、たくさんのご縁に支えてもらっていて。だからこうして繋がりのあるヨロッコさんにそれを繋げられたら。それが業界にとっても、良いことになるだろうし。私たちとしても嬉しい。」というようなことを言ってくださって、それが本当に心の中で響いていました。


その場ではちゃんと返事できなかったのですが、結果的に、その香緒里さんの言葉と気持ちに後押しされて、物件についても話が進んで、他の諸々のことについても事が進んで、今回の移転へとなりました。


その後は、大阪に何度か足を運び、設備を詳しく見させてもらったり教えてもらったり、連絡を重ねました。

こんなデカい釜、ヨロッコに納まるんかいなと思いながら。

ブルーハウスの大きさは、今のヨロッコの仕込み設備の約8倍!
1仕込みで出来るビールの量も、約8倍ということで、大丈夫かな…と今でも不安です笑。


ただ、香緒里さんとはBotanical Beverage Worksの田口さんをご縁に繋がっていて、田口さんと生前によく飲んでいた頃から、香緒里さんのことはしょっちゅう伺っていて、なんだかこれも田口さんに導かれているのかなーと感じています。

だから田口さんにもダメ出しされないような、ブルワリーになりたいなと。


そして、そんな大きなきっかけを与えてくださった箕面ビールさんには、本当に感謝です。
ブルーハウス引き継がせてもらって、大切に美味いビール造ります。



こんな風に、たくさんのご縁が重なって相成った今回の移転ストーリー。
書ききれていませんが、他にも本当にたくさんの人の手助けがあって、もう少しで新しいスタートを切れそうです。


移転の準備を進める中で、一番身にしみて感じたのは、これまで続けて来る事ができたことへの感謝。
先にも書きましたが、ヨロッコを開業したときと比べたら、本当にたくさんの繋がりが増えていて、本当に助けられています。それもこれも日頃からヨロッコビール を飲んでくださっている方たち、繋いでくれているお店さんたちのサポートがあってこそのことだと感じています。
地元の友人・仲間たちからも常にサポートと刺激をもらっていて感謝。
クラフトビールの横の繋がりにも本当に感謝。

これからも、もっとたくさんの人に、ローカルブルワリーとして、日々の暮らしにささやかな喜びをお届けできたら、また楽しみの選択肢を増やせたらと思っています。


ブルワリーは鎌倉に移転しますが、逗子にも何かスペースを残せたらなと画策中です。


これまでより、もっと色んな方にビールを届けたり、もっと色んなことに挑戦できたり、そんな一年にしたいと思っていますが、まずは足元をよく見て、一歩ずつ進んでいきたいと思います。


ブルワリーにもスタッフが増え、"Love"と"Passion" と”Attitude"をモットーに、一丸となってハッピーなビール造りに勤しみたいと思います。


2019年も、益々「DRINK LOCAL」でお願いいたします!