今週は二回仕込みまして、
火曜日がAmalliro hopの効いたPALE ALE。
水曜日はPORTER。
着々と発酵も進んでおり、
火曜日がAmalliro hopの効いたPALE ALE。
水曜日はPORTER。
黒い麦汁"PORTER"。コーヒーさながらの色とロースト香♪♪♪ |
着々と発酵も進んでおり、
左がPORTER、右がPALE ALE。 まだ濁りまくりですが、徐々に澄んできます。 |
「比重」を計るためサンプルを。
(ビールの醸造では、)
比重というのは、簡単に言うと液体にどれだけ糖分が
含まれているかを示す数値。
「”酵母”が糖分を食べて、アルコールと炭酸ガスを作る」と
いうのが、発酵の基本です。
ですので、比重は発酵の進み具合をよく表してくれます。
比重計という釣りのウキみたいな道具を使うのですが、
こちらは仕込んだ当日、発酵前の麦汁。
比重計は 1.059 あたりを指してますね〜。
(ちなみに仕込んだ麦汁のこの数値が高いほど、
糖分が多く含まれている=アルコールがたくさん作られる
ということで度数の高い/ボディの強いビールができます)
そして、こちらは仕込みから一週間弱が過ぎ、
発酵も終盤にさしかかった麦汁。
比重計の数値は、1.012 へと下がってます。
これはその分だけ糖分が食われて、アルコールに変わったことを
示していると。
ここまで来ると、そろそろケグ(樽)詰め。
そしてケグの中で二次発酵。
ここでもひと手間加えてやり、樽の中でも酵母に頑張ってもらうと、
前述したように「(アルコールと)炭酸ガスが作られる」
ので、
樽内に閉じ込められたビールにガスが溶け込み、
あの泡になるのです。
これが二次発酵の自然発泡スタイル。
大手のビール等は工業的に炭酸ガスが注入されています。
それが良いか悪いかはさておき、
酵母の力だけでできた自然発泡な泡のほうが、
魅力的だな〜と思うわけです。
自然発泡というとシャンパンが思い浮かばれますが、
自然発泡のビールの泡も負けてません。
種類によって色々ですが、ときにクリーミーできめ細やかだったり、
ピチピチと口の中で弾けるような泡だったり。
工業的に炭酸ガスが添加されたビールは、
だいたいぬるくなって気が抜けると飲めたもんじゃなくなってきますが、
自然発泡のクラフトビールだと一杯にたっぷり時間をかけても
温度の変化とともに色んな表情が現れてきて、、、
これからの、秋の夜長の季節にはピッタリですね♪
(たぶん、10月の中頃からは販売できると思いますので。。。)
↑写真は、採取するときに酵母の混じり過ぎてしまった サンプル。 下に沈殿してる茶褐色のクリーム状のが”酵母”です。 |