先日、少しだけ書きましたが、実は今年はぜんぜん畑仕事できなくて。。
BREWERY1年目ということもあって、本来もっとも手を掛けねばならない春先に、ほとんど畑へ行けず仕舞いでした。
本来はもっと収穫できるだけの株数があるのですが、今年実ったのはほんの少し。。
それでも、自然の恵み、穫れるだけは穫らせてもらって、使い道はそれから考えよう!という感じで臨んだ収穫でした。
しかしホップというのは本当に愛らしい見た目の植物でして、摘んでいて葉っぱの裏側なんかに蕾を見つけると、なんだかそれだけで嬉しく楽しくなってしまうのです。
小一時間で紙袋いっぱいほどのホップを収穫し、小脇に抱え急いで醸造所へ!
まずは、気になるところの早速計量!!
全然足りません笑…。
本当は、昔からベルギーやフランスの農家で造られていた”SAISON"というスタイルのビールを仕込みたかったのですが、SAISONの特徴はホップがたっぷり効いていること。
とても収穫量が足りませんので、作戦変更し、シンプルなエールビールを仕込むことに。
それでも、収穫した自家ホップだけではどうにも仕込量が少なくなりすぎてしまうため、手持ちの購入ホップの中から、なるべくニュートラルな性格のホップを選んで、それで苦味づけはすることに。
なるべく収穫したホップのキャラクターが活きるようなレシピにはしたのですが。
仕込量は普段の半分の60リットル。。
まさに苦肉の策というやつです。
これではとてもHARVEST BREWなんて言えやしない。
来年こそは、畑仕事に精を出すぞ!と心に誓ったのでした。
ですが、収穫〜仕込みというこの一連の作業はホントに楽しい。
これがビール造りの本来の姿?
大地の恵みを加工して醸造するっていう感じがダイレクトに伝わって。
とっても喜びあふれる作業でした!!
仕込みの最後に収穫したホップを投入!の動画です。
収穫の合間にはこんな光景も。
ホップにしがみついて羽化したセミ。
元気に飛び回ってるといいなあ。