今週はシーズナルエールを2本仕込みました。
一つ目は"Vanilla Stout"
もう一つは、"柚子Wheat"
どちらも「Holiday Ale(休日向けの特別なビール)」です。
バニラはクリスマスに、柚子はお正月(僕が一年で一番好きな"Holiday"です)にとのイメージで仕込みました。
リリースはまだ先ですが、どうぞお楽しみに♪
そして、相変わらず、在庫が薄めなヨロッコビール。
色んな種類をご希望でいらした方には、2〜3種類しかお出しできずに申し訳ない気持ちになることもしばしば。
うちのように、ごく小規模なBREWERYでは、
①,一仕込みの醸造量が少ないこと
②,タンク数も少ないため仕込み回数を増やせないこと(一次発酵にはおおむね1週間かかり、その間は他のビールは仕込めない。うちは発酵タンクが3つです)
③,ビールが仕上がるまでには一か月ほどの時間が必要、
という3点の理由から、なかなか常に同じラインナップを店頭に並べるということが難しいのが実情です。
例えば、ペールエールが仕上がってきたな〜と思ったら、ウィートエールが売り切れてしまってしまったり。
これを改善するには、タンクを増やす!というのが一つの方法で、実際将来的には発酵タンクを増やし、もっと少量多品種に醸造してゆきたいという気持ちがあるのですが、それには資金も時間も必要で、まだまだ先の話です。
というわけで、どうしても、在庫が偏ってしまうときがあるのですが、どうか大きな目でこの小さなLocal Breweryを見守っていただけると幸いです。
そんななか、12月にリリース予定のシーズナルは上記の"Vanilla Stout","柚子Wheat"に加え、先日このブログでも書いた"Saison"の3種の予定です。
"Saison"はベルギーの特殊な酵母を使い、一次発酵に約1か月もかかっております。
ようやく来週あたりに樽詰めできそうですが、いやはや気ままなのかノンビリ屋の酵母なのか…
香りはとっても素晴らしいですが…
発酵タンクが一つずっとSaisonに占められていて苦労しました。
ですが、今後チャレンジしていきたいスタイルのビールなのです。
やっぱり発酵タンク増やしたいな〜と思いつつ。
今週の半ばには、鎌倉のパタゴニアさんにもビールをお届け。
この日は、"Worn Wear(着古した服)"についての社内イベント。
着古した服を捨てるんじゃなく、みんなで持ち寄って楽しく交換しよう!というのが"Worn Wear"。
これからこの取り組みをどんどん展開されるようですが、まずはスタッフから始めようという、なんとも素敵な気風を感じちゃいました。
Patagonia はグローバルな企業ですが、スタッフの方たちの心意気はとってもローカル。
どうせ飲むならローカルビールをということで、ヨロッコ頼んでくださいました。
その"Worn Wear"についての映像が、また素晴らしいのでここで紹介させていただきます。
食べ物・飲み物についてはもちろんですが、着るものについても、それがどこから来たのか、どのように作られているのか意識を巡らすことは、とっても大事なことかと再確認した次第であります。
美味しいビールでも飲みながら、ぜひどうぞ♪