こちらは本日のペールエール仕込みでの一コマ。
手前のオケみたいな小さな寸胴鍋が、最近の「試行錯誤」の一つ。
仕込みの途中に"RECIRCULATION(循環)”という工程があるのですが、今までのヨロッコではこの工程の詰めが甘かった。
ビールの仕上がりを自分たちの理想とするイメージに近づける為には、一つ一つの工程の精度を上げてゆくしかないわけです。
小さくて貧乏な醸造所ですので、専用の設備やマシンを導入することはできませんが、あるもので工夫すればけっこう何とかなるもの。
上の写真の寸胴鍋も、別の用途で使うために友人にちょこっと溶接を頼んだものですが、
思いつきで使ってみたら、けっこう調子良さげ。
おかげさまで、目詰まりすることなく今まで以上に循環してます。
ここ2回ほどはこの装置(?)を使っての仕込み。結果が分かるのは一か月ほど先ですが、どうなるでしょうか、楽しみです。
他にもドライホップのやり方を変えてみたり、新たな酵母を使ってみたり、来週には初めて使うスパイスも。
どんなやり方をすれば、そのビールの持ち味をもっともっと引き出せるのか。
「試行錯誤」に終わりはなさそう…
けど、最近よく思うのですが、そんな実験精神こそ、クラフトビールをクラフトたらしめる要素の一つなのかな〜と。