その記録です。
メインの目的は、トロントで10/24~26まで開催された"Cask Days"というイベント。
でしたが、少し前乗りしてバンクーバー→トロント→そしてモントリオールという3都市でビールを飲んできました。
まずは、"Vancouver"編から。
スタンレーパークからwest vancouverを臨む |
初めて足を踏み入れたカナダの地。
バンクーバーは街全体がほっこりとしたような空気に包まれたオーガニックな街…。
そんなイメージを抱きながらバンクーバーにInしましたが、3−4日の滞在でどこまでその街を感じられるか…?
なんてことを思いながら、空港からホテルへ着いて荷物を下ろし、カフェで一息ついてからさっそく散策。
最初はひたすら歩いて何となくでも方向感覚を手に入れようかと。
バンクーバーは、横浜と同じくらいの規模の街のように思えます。
East Hasting Streetという、北米一とも言われるスラム街をホームレスの人たちを横目に歩いた先で一件のHomeBrew Shopを見つけました。
HomeBrew Shopとは自家醸造の用品店ですね。アメリカとかにも一杯あります。
モルトとかホップとか酵母が売ってるのはもちろん、地域のビールコミュニティのハブともなっています。
フレンドリーなスタッフに「日本から来たのだけど、バンクーバーの面白いビアスポットを教えて!」って言ったら、喜んでリストを書いてくれました。
Beer Loverに国境はないのです。
ここに行ったらこのビールを飲んだ方が良いとか、こと細かな解説を受け(笑)、バンクーバーのビール旅がスタートしました。
太平洋に面した西海岸に位置する都市バンクーバー。
ビール的には、やはり地理的に近いアメリカ西海岸の影響が強いようです。
ワシントン州やオレゴン州とは目と鼻の先。
Pacific North West (P.N.W) ですね。
この後に訪れるトロントやモントリオールと比べると、実はまだBreweryの数は少なく、クラフトビールシーンの層は薄いように捉えられているバンクーバーなのですが、それでも、刺激的なBEER,BREWERYにはたくさん出会えました。
なによりとっても居心地の良い街。
バンクーバーのビールシーンを語る上で外せない(らしい)のが、こちらのパブ。
"Alibai room"
ローカルその他で合計50Tapsのビールが待ち受けています。
Homebrew shop のスタッフにもまずここは行っとけよみたいな感じで薦められました。
BC (British Columbia :バンクーバーのある州の名前) のビールについては、ほとんど予備知識なしで来たので、タップリストを見ても知らない名前のBreweryが多い。
ワクワクする瞬間ですよね。
料理も洗練されていてすごく美味しかったです。
店内は終始大賑わいで、夜遅くまで熱気に溢れてました。
Gas Townという風光明媚なエリアにあります。
お次はここ。
"Brewery Creek"
ダウンタウンからはちょっと離れていて、バスを乗り継いで行く感じですが、バンクーバーのビール好きの間では有名なリカーストア。
中へ入れば、それも納得。
ここでもやはり知らないBREWERYばかり。
ちなみに、日本が誇るBAIRD BREWINGのビールも売られてましたよ。
しかもLucの在籍したDieu du cielのビールの隣に! |
ここにも結構な時間滞在してしまいましたが、BCのビールをメインでピックアップ。
行ったのはちょうど10月だったので、ホップの収穫から一月ほど経ったころ。
Wet Hopのビールもたくさんありました。
ホテルに戻り、一人ボトル会。
1本の素晴らしいビールと出会いました。
1本の素晴らしいビールと出会いました。
Four Winds Brewing
"JUXTAPOSE"
BRETT IPA
このビールとの出会いが、いまヨロッコで取り組んでいる"Cultivator"というビールへと繋がりました。
"Brett IPA" というまだ日本ではあまり見ないスタイル。
ホップの柑橘感と、酵母(Brett)由来のトロピカル感、かすかなファンキーさが相まって、なんだこれは!という味わい。
ビールを飲んでこれほど衝撃を受けたのは久しぶりの体験。
これだけでバンクーバーへ来た甲斐はあったのかもしれません。
リカーストアのスタッフによると、「新しめのBREWERYだけど、近いうちにBCでベストのBREWERYとなるだろう」とのこと。
時間があればBREWERYにも行ってみたかったですが、それはまた次の機会に。
同じくMount Pleasant にある一軒のBREWERY。
MAIN STREET BREWING
こちらも比較的新しくて、小さめのBREWERY。
大通りから1本入ったところに、古い建物をうまく改装して建っていました。
中にはこんなBREW HOUSE が! |
古い建屋が上手く使われてて、すごく好きな感じでした。 |
タップルームも併設。
FOODも地元のオーガニック素材なんかを使っていて、すこぶる好印象。
ビールも種類は少ないのですが、どれも綺麗でとても丁寧に造られているように感じました。
特に 僕はそれまであまり馴染みのなかった"Keller Bier"というスタイルが気に入ったのですが、これは後々トロントでもモントリオールでも良く飲むことに。
"Keller Bier" はこれから流行るかもと思ったり。
Growler station (持ち帰り用のフタ付きビンを詰めるところ) |
casks |
Taps |
plumbings |
truck |
3日間なんてあっという間に過ぎてしまって、トロント編に続きます。